マルコム独自のリフロー管理機器シリーズ。
6ch温度測定の基本ユニットです。

必要な測定ユニット(12ch温度測定ユニット、リフローカメラ、酸素濃度、風速センサー、振動センサー、無線LAN)を追加できる新しいコンセプトのシリーズです。リフロー炉、フローはんだ槽、乾燥炉、耐熱ロガーとして様々な工程で使用されています。
特長
- コアユニット(6ch温度測定)に必要な機能を自在に追加し構成できます。
- リフロー工程管理に必要な12ch温度測定・酸素濃度・カメラ・風速・振動・無線LANユニットを用意しました。
- 専用システムプログラムにて、酸素濃度、風速・カメラ画像を同一画面上に表示。
- プロファイル作成支援機能にてプロファイル条件出しが簡単です。
- 電源は一般的な単4電池が使えるので入手・交換が簡単です。
- BLUETOOTHを新たに採用しワイヤレスでのデータ転送が可能です。
仕様
モジュラータイプリフローチェッカー(メモリユニット)
型式 | RCX-S(メモリユニット) |
測定温度範囲 | 0 ~ 500℃ ※注1 |
最大計測時間 | 約 10時間 ※注1 ※注2 |
サンプリング周期 | 0.5秒(初期設定)/0.05秒/0.1秒/0.2秒/1.0秒/2.0秒/4.0秒/8.0秒 (任意に設定可能) |
温度精度 | ± 1℃ ※注3 |
測定点数 | 1 ~ 6 ポイント |
耐熱コネクタ | ミニチュアコネクタ |
熱電対 | 熱電対JIS-K 1 KΩ以下 (φ0.1 10 m 以下) |
電源 | 単 4 型乾電池(AAA) (マンガン電池・アルカリ電池・ニッケル水素電池 対応) |
外形寸法(W×D×H) | メモリコア:50 × 170 × 18 mm RCX用標準耐熱ケース:65 × 245 × 25 mm |
データ転送方式 | USB/Bluetooth ※注4 |
重量 | 約 550 g(トレー含まず) |
※注1 本体耐熱時間とは異なります
※注2 表示値はアルカリ乾電池での実験値です 最大計測時間は電池容量により変動します
※注3 測定精度は熱電対の誤差及び基準接点温度の誤差を含みません
※注4 使用モジュール:FB155BC(Firmtech co.,ltd、Bluetooth v2.0準拠)
【関連商品】RCXシリーズ ラインナップ
リフローチェッカーRCXシリーズの追加モジュールです。
最も主流な温度ロガーRCX-Sに様々な機能を追加可能。リフロー工程のみえる化を実現します。
RCX-C(リフローカメラユニット)

リフロー炉内の動きをまるごと「見える化」
不良の原因も見逃しません!
リフロー炉の中が「見える」安心
カメラはセパレート式なので、基板の上に直接セット可能。
リフロー炉内の様子を、観察・撮影することができます。
特長
リフローカメラユニットRCX-Cは
●カメラを基板の上にセットでき、ミラーを使えば上・横・斜めの角度から自由に撮影できます
●レンズの調整で小さな部品も長いコネクタも、しっかり映し出せます
●専用ソフトを使えば温度プロファイルと映像がリンクし、部品の挙動をわかりやすく確認できます
型式 | RCX-C (リフローカメラユニット) | |
---|---|---|
映像録画時間 | 約 10 分 ※1 | |
カメラ | 画素数 | 30 万画素 |
視野寸法(W×D) | 約 4 × 3 mm(W.D. 10 ± 2 mm)~ 約 55 × 41 mm(W.D. 300 ± 2 mm) | |
照明 | LED | |
電源(RCM-Sから供給) | ニッケル水素電池 (単4電池(AAA)×3 本) ※2 | |
外形寸法(W×D×H) | RCX用ロング耐熱ケース:65 × 360 × 25 mm リフローカメラ耐熱ケース:44 × 84 × 19 mm | |
データ転送方式 | USB(映像) | |
重量 | リフローカメラモジュール+メモリコア+RCX用ロング耐熱ケース:約 800 g (トレー含まず) カメラ部:約 150 g |
※1 耐熱性を考慮しない時間であり、リフロー炉内で撮影できる時間ではありません
※2 アルカリ乾電池とマンガン乾電池では使用できません
RCX-O(酸素濃度測定ユニット)
世界で唯一リフロー炉の入り口から出口までのプロファイルを測定可能。
一番重要な基板位置の酸素濃度が測定できます。



酸素濃度測定ユニットRCX-Oは、
●リフロー炉の入口から出口まで、酸素濃度の変化をプロファイル化できます
●生産状態(加熱)での測定に対応し、効率的な作業を実現します
●管理幅に応じて2タイプから測定範囲を選べます(50 ~ 5,000 ppm・1,000 ~ 10,000 ppm)
型式 | RCX-O (酸素濃度測定ユニット) | |
---|---|---|
最大計測時間 | 約 40 分 ※注1 | |
酸素 | 測定原理 | ジルコニア限界電流式 |
測定範囲 | 50 ~ 5,000 ppm 1,000 ~ 10,000 ppm (どちらかを選択) | |
測定精度 | 【50 ~ 5,000 ppm 仕様】50 ~ 1,000 ppm:5%±FS 1,000 ~ 5,000 ppm:10 % ± FS 【1,000 ~ 10,000 ppm 仕様】1,000 ~ 10,000 ppm:± 5 % FS | |
電源(RCM-Sからの供給) | ニッケル水素電池(単4電池(AAA)×3 本) ※注2 | |
外形寸法(W×D×H) | 酸素濃度測定モジュール:50 × 336 × 18 mm(RCM-S装着時) RCX用ロング耐熱ケース:65 × 370 × 25 mm | |
重量 | 約 950 g(トレー含まず) |
※ 注1 最大計測時間は耐熱性を考慮しない時間であり、リフロー炉内で測定出来る時間ではありません
※ 注2 アルカリ乾電池とマンガン乾電池では使用できません
RCX-V(振動センサーユニット)
リフロー加熱中の振動を2つのセンサーで測定します。
重力加速度測定で解りやすくX,Y,Zそれぞれをプロファイルと共に表示します。


振動センサーユニットRCM-Vは
● 加熱状態で振動レベルのプロファイル測定が可能です。
● 重力加速度を2つのセンサーで測定します。
● センサーぶは耐熱タイプなので生産時と同じ加熱状態で測定可能です。
● 測定結果はプロファイル表示されます。
● 振動によるはんだ付け不良の解析
● コンベア搬送中の振動状況
● 風速設定による振動の変化
● 経時変化による装置状態の検査。
型式 | RCX-V (振動センサー追加ユニット) |
---|---|
電源(RCM-Sから供給) | 単4型乾電池(AAA) (マンガン電池・アルカリ電池・ニッケル水素電池 対応) |
最大計測時間 | 約3時間 (ニッケル水素充電池使用時) |
サンプリング周期 | 0.05秒/0.1秒/0.2秒/0.5秒/1.0秒/2.0秒/4.0秒/8.0秒 (任意に設定可能 メモリコア<RCM-S>に同期) |
測定点数 | 2 ポイント |
測定範囲/分解能/精度 | ± 500 mG( 1,000 mG = 9.80665 m/s² ) / 1 mG/ ± 8 % FS |
外形寸法(W×D×H) | 振動測定用モジュール:50 × 221 × 18 mm(RCM-S装着時) RCX用ロング耐熱ケース:65 × 370 × 25 mm 振動センサー:35 × 45 × 17 mm |
重量 | 約 800 g(トレー含まず) |
RCX-R(無線LANユニット)


無線LANユニットRCM-Rは
● リアルタイムプロファイル測定が可能です。
● WiFiを使用しているので安心です。
● リフロー炉条件設定がスピーディに行えます。
● メモリー機能も使用でき、データを無くすことがありません。
型式 | RCX-R (無線LAN測定ユニット) |
---|---|
電源 | メモリコア<RCM-S>から供給 |
無線仕様 | プロトコル:802.11 b / g / n セキュリティー:WPA / WPA2 暗号化:WEP / TKIP / AES |
測定点数 | 1 ~ 6 ポイント |
外形寸法(W×D×H) | 送信モジュール:40 × 195 × 13 mm RCX用ロング耐熱ケース:65 × 370 × 25 mm |
重量 | 約 110 g(送信モジュール単体) |
RCX-W(風速測定ユニット)
風速測定ユニットRCX-Wは
●RCXシステムの風速プロファイルを測定する為の拡張モジュールです。
●生産状態と同じリフロー加熱状態で風速の測定ができます。
●基板上に風速センサーを設置し気になるポイントの風速プロファイルを測定できます。
●センサー方向を変えることで、上方向・横方向からの風速を検証できます。


型式 | RCX-W (風速測定ユニット) | |
---|---|---|
サンプリング周期 | 0.5秒(初期設定)/0.05秒/0.1秒/0.2秒/1.0秒/2.0秒/4.0秒/8.0秒 (任意に設定可能 メモリコア<RCM-S>に同期) | |
風速 | 測定範囲 | 0.1 ~ 5 m/s |
測定精度 | 指示値の ±( 5 % + 0.1 m/s ) | |
電源(RCM-Sからの供給) | 単4型乾電池(AAA) (マンガン電池・アルカリ電池・ニッケル水素電池 対応) | |
外形寸法(W×D×H) | 風速測定用モジュール:50 × 220 × 18 mm(RCM-S装着時) RCX用ロング耐熱ケース:65 × 370 × 25 mm | |
データ転送方式 | USB/Bluetooth | |
重量 | 約 800 g(トレー含まず) |
RCX-T(12ch測定ユニット)

12ch測定ユニットRCX-Tは
RCX-S(コアユニット)に追加することにより12ch測定を可能とする追加モジュールです。
条件出しや評価時は多チャンネル測定、通常工程管理は6chと使い分けができます。
●試作ではしっかり12ch、生産管理では手軽に6chと、状況に応じて使い分けが可能です
●温度解析プログラムTMR-1で12chを一画面表示、各値をひと目で確認できます
型式 | RCX-T (12ch測定ユニット) |
---|---|
測定温度範囲 | 0 ~ 500 ℃ ※注1 |
最大計測時間 | 約 5 時間 ※注1 ※注2 |
サンプリング周期 | 0.5秒(初期設定)/0.05秒/0.1秒/0.2秒/1.0秒/2.0秒/4.0秒/8.0秒 (任意に設定可能 メモリコア<RCM-S>に同期) |
温度精度 | ± 1 ℃ ※注3 |
測定点数 | 1 ~ 12 ポイント |
耐熱コネクタ | ミニチュアコネクタ |
熱電対 | 熱電対JIS-K 1 KΩ 以下 (φ 0.1 10 m 以下) |
電源(RCM-Sから供給) | 単4型乾電池(AAA) (マンガン電池・アルカリ電池・ニッケル水素電池 対応) |
外形寸法(W×D×H) | 12ch測定用モジュール:100 × 180 × 18 mm(RCM-S装着時) RCX用ワイド耐熱ケース:114 × 250 × 25 mm |
データ転送方式 | USB/Bluetooth ※注4 |
重量 | 約 1,000 g(トレー含まず) |
※注1 本体耐熱時間とは異なります
※注2 表示値はアルカリ乾電池での実験値です 最大計測時間は電池容量により変動します
※注3 測定精度は熱電対の誤差及び基準接点温度の誤差を含みません
※注4 使用モジュール:FB155BC(Firmtech co.,ltd、Bluetooth v2.0準拠)